2015年に公開された映画「死臭-つぐのひ異譚-」の情報をまとめたアーカイブサイトです。


はじめに / どこで観れる? / 予告動画 / 映画版 登場人物 / シナリオ補足 Q&A
はじめに



【はじめに】
 「死臭-つぐのひ異譚-」は 2015年に公開された映画です。
 つぐのひ第一話~第三話と、死臭の設定を取り入れた
 オリジナルの設定・ストーリーで作られています。

 このページをまとめている2019年現在では、
 映画版の内容を解説したサイトが少なく、新しく「つぐのひ」を好きになってくださった方々が
 得られる情報が少なすぎると感じて、このページを作りました。



【映画の楽しみ方】
 この作品は 1時間弱の短編映画 です。
 当初は「原作が個人制作のゲーム」という特殊なものだった事も影響し、
 レビューサイトなどでの評価は それほど高いものではありませんでした。

 その一方で「つぐのひ」から感じられる世界観は再現されていて、
 設定をゲームから取り入れてアレンジしているので
 ゲームの「つぐのひ」を楽しんだ方が観ると 興味深く観られる内容になっていると思います。
 原作ゲームファン向けの映画と言って良いでしょう。

 ゲームとの共通点を見つけたり、「つぐのひ」がリアルになったらこうなるのかと想像したり、
 日常侵食ホラーを再現した世界観を楽しんで頂ければ
 原作者として とても嬉しく思います。


どこで観れますか?

【DVDで観る場合】
 このページをまとめている2019年時点ではレンタル期間が終わっており、
 レンタル落ちとして中古販売されている状況になっていると思います。
 Amazonでは購入ができるようです。
 



【ネットで観る場合】
 有料になりますが、YouTubeのムービーチャンネルで
 400円のお支払いでHD画質で観られます。
 

予告動画


【映画版】 登場人物




松本杏子(まつもと きょうこ・20才)ゲーム版 死臭の主人公
一人暮らしを始めた大学生として登場します。
引っ越した翌日、隣の部屋で逝絵が殺され
冷蔵庫に遺体が入れられているのを発見してしまい、
逝絵(ゆきえ)が作り出した「死の世界」へ引きずり込まれます。

CAST:前田希美さん







三島つぐみ(みしま つぐみ・15才)第三話の主人公
第三話の家族に 死臭の三島カナが加わり、4人家族の設定になっています。
つぐみはカナのお姉さんとして登場します。
登校中に鳴り響いていた公衆電話に出ると「殺して」と声が聞こえ、
死の世界へ引きずり込まれます。
その後、死の世界で出会った杏子と行動します。

CAST:長谷川とわ さん







内田美由紀(うちだ みゆき・16才)第ニ話の主人公
映画では女子高生として登場します。
ゲームと同様にカーブミラーのある道で怪異に巻き込まれ、
怨霊・逝絵(ゆきえ)に殺される犠牲者になります。
死の世界では逝絵の仲間になり、杏子の前に現れます。

CAST:眞嶋優さん








小嶋ゆきえ、逝絵(こじま ゆきえ・27才)ゲーム版 死臭の怨霊
オープニングで前原(手紙の男)に殺された後、死臭をまとう怨霊になります。
死の世界を生み出した主である為、
殺意の思念が引きずり込まれた人々に伝染し、思考を狂わせます。

CAST:範田紗々さん







立花マコト(たちばな まこと・34才)第三話の警官
恐らく第三話の警官が元だと思います。(死臭にも警官は出ますが怨霊と化しています)
映画では全編に渡って出てきて、死の世界に引きずり込まれた後、
杏子、つぐみを守る為に行動を共にします。

CAST:梅谷又朗さん







前原伸矢(まえはら しんや・27才)ゲーム版 死臭の手紙の男
同棲していた小嶋ゆきえを殺してしまい、死の世界を さ迷っています。
逝絵(ゆきえ)の遺体を冷蔵庫に隠した悪人として描かれます。

CAST:森本のぶ さん







三島カナ(みしま かな・10才)ゲーム版 死臭の少女
死臭と同じく、失踪してしまった少女として登場します。
捜索打ち切りになってしまいますが、死の世界で姉のつぐみと再会します。

CAST:鈴木楓恋さん







三島里美(みしま さとみ・35才)第三話のおかあさん
つぐみ・カナの母親として登場します。
カナ失踪後に心身消耗し、
捜索打ち切り後に つぐみが登校していない事を告げられ、
不幸が重なっていきます。

CAST:吉田絵美さん







三島純一(みしま じゅんいち・38才)第三話のおとうさん
つぐみ・カナの父親として登場します。
カナを捜索する為に仕事を辞めて来ますが、
遅いんだと里美に責められ、
立花警官から捜索打ち切りが告げられ、嘆き悲しみます。

CAST:今野祐輔さん






ゆか(18才)
オープニングで引っ越してきた杏子(きょうこ)を手伝う友人です。
映画オリジナルキャラクターです。
ゲーム版の死臭の主人公に女友達はいません。

CAST:神野愛莉さん






木村(きむら・17才)第一話の主人公
オープニングで1分間だけ登場し、闇に包まれてしまいます。
「左に向かって歩く」つぐのひのシステムを実写で再現してくれました。

CAST:寺岡万輝士さん




【STAFF】

監督:菊池正和さん
脚本:住吉あれん さん

制作:株式会社パル企画


シナリオ補足 Q&A

映画を観ただけでは わかりづらかった設定や展開を ここで補足します。



Q.なぜ、逝絵(ゆきえ)はオープニングで前原に殺されたのか?
A.霊物の領域に住んでいた為。

 「つぐのひ」の意味として以下のものがあります。

 ――――――――――――――――――――――――――――――
 「つぐのひ」の意味は「償い」である。

 霊物の領域に侵入する行為は罪となる。
 人類は繁栄し、建造物が乱立し、元ある霊物の領域が曖昧になり、
 気付かぬところで罪を犯してしまう。

 本来訪れるはずの「つぎのひ」は
 怨霊の力によって「つぐのひ(償ひ)」という
 呪いの言葉に捻じ曲げられる。
 ――――――――――――――――――――――――――――――

 つまり、前原と逝絵は知らないうちに霊物の領域に住んでいたので、呪われた事になります。
 (この設定が語られない為、意味がわかりづらい展開になっていました。)

 その後、逝絵を解体して冷蔵庫に隠すのは、前原の利己的な性格に準じており、
 これはゲーム版 死臭の「手紙の男」の設定を引き継いでいると思われます。
 (ゲームでは逝絵を殺した後悔をつづった手紙をゴミ箱に捨て、壁の中に埋めた)




Q.死の世界って何?
A.怨霊が死後に作り出した世界です。

 「死の世界」は、怨霊となった逝絵が作り出した世界です。
 生前の記憶が元となって作られる為、
 「小嶋ゆきえ」が住んでいた日常風景と よく似た世界が作られます。

 また、死の世界を作り出した怨霊は「主(あるじ)」となり、
 「殺意」などの思念が死の世界に引きずり込まれた人間・怨霊に伝染します。
 (ゲームでも主人公の思いが逝絵に通じ、襲ってこなくなるシーンがあります)




Q.逝絵が「殺して」と訴え続けていたのは何故?
A.シーンによって解釈が異なります。

 作中での「殺して」の意味が、シーンによって異なります。

1.オープニングで発した「殺して」について
 前原に首を絞められる時に「殺して」と言っているのは、
 つぐのひの呪いの影響によって、
 次の日が訪れない=自殺するように仕向けられたと思われます。

 その為、前原も何故 自分が首を締めたのかもわからず、
 「小嶋ゆきえ」を殺した事実だけが残った形となります。

2.怨霊化した後に発した「殺して」について
 杏子やつぐみに公衆電話を通して「殺して」と言うのは、
 自分に代わって前原を殺してほしいという意味だと思われます。

 前原が自分の遺体を供養せず、解体して冷蔵庫に入れた為に殺意が湧いた。
 しかし愛していた前原を殺す事がためらわれる為、
 代わりに殺させようとしたのだと思います。




Q.前原が死んでも死の世界が終わらない理由は?
A.殺意の念が逝絵を覆い尽くしてしまった為。

 はじめは前原を殺してほしかっただけと思われますが、
 前原が死んだ後も死の世界から帰れないところを見ると、
 殺意の念が覆い尽くしてしまい、
 最怨の怨霊となってしまったのだと思います。




Q.「逝絵」って本名?
A.死後に割り当てられた漢字です。

 生前は「小嶋ゆきえ」という名前でした。
 「逝絵」は怨霊化した後の名前となります。




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